37歳ガスケが全仏オープン初戦突破「僕はもうそんなに若くないから…」<男子テニス>
全仏オープン
テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は26日、男子シングルス1回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク124位のR・ガスケ(フランス)が同73位のB・チョリッチ(クロアチア)を7-6 (7-5), 7-6 (7-2), 6-4のストレートで破り、2022年以来2年ぶり15度目の初戦突破を果たした。 【錦織 圭、西岡 良仁ら全仏OP組合せ】 37歳のガスケは今大会ワイルドカードで参戦。全仏オープンでは2016年におさめたベスト8が最高成績となっている。 ホームの後押しを受けるガスケはこの試合、9本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに86パーセントの高い確率でポイントを獲得。リターンゲームでは15度のブレークチャンスを創出しそのうち3度ブレークに繋げた。また、随所で片手バックハンドのダウンザラインを放つなど、精度の高いショットで会場を沸かせ、2度のタイブレークをものにして3時間23分の熱戦を制した。 試合後にガスケは「最も素晴らしい勝利かどうかはわからないけど、タフな勝利だったね」とコメント。 試合直後にはコートに倒れ込み喜びを表現したガスケは「僕はもうそんなに若くないから、そうやって生きていきたいと思っているんだ。僕にとってはすべてが簡単なレベルではない。これをもう一度できるかどうかはわからないから。選手たちはみんなよくプレーするね(笑)。彼らは僕よりも若い。なんとか勝利できたから、今日はそれに満足しているよ」と語った。 2回戦では第2シードのJ・シナー(イタリア)と世界ランク46位のC・ユーバンクス(アメリカ)のどちらかと対戦する。 同日には第3シードのC・アルカラス(スペイン)や第6シードのA・ルブレフ、第8シードのH・フルカチュ(ポーランド)、元世界ランク4位の錦織圭らが初戦突破を果たした。