Amazon歴代一位も納得?実写版『【推しの子】』原作勢を驚かせた“改変”に注目 アニメの神回どう描いた
原作勢を驚かせた構成と設定の“改変”
第4話では、「ファーストステージ編」と「2.5次元舞台編」のシーンが交互に挟まりながら進行するという実写版独自の構成に。『東京ブレイド』のあらすじが原作と大きく変わっているうえに、地上波ドラマになっている点も大きな改変だ。 原作やアニメの内容を知っていると意表を突かれる改変の数々に、戸惑った人も多いかもしれない。だが、「この設定もありだ」と思わせるほど、物語は自然に進んでいく。そして、原作を読んだりアニメを観たりした人が、改変によって新鮮な気持ちで『【推しの子】』を観られる効果を生み出しているのだ。 また、第4話ではB小町のメンバーが乃木坂46のライブを観に行くシーンが。アイ役の齋藤飛鳥が乃木坂46の元メンバーであるため、現実との“繋がり”を感じるのがいい。齋藤の出演がきっかけで実写版『【推しの子】』に触れたファンにとっても、うれしいサプライズとなったに違いない。 構成や設定の大きな改変があり、実写化ならではの面白さが見えてきた第3話と第4話。原作のよさを生かしつつ、大胆ながらも絶妙な改変に成功している。実写化に不安を抱いていた視聴者に安心感を与え、さらに続きが観たくなるような高いクオリティに仕上がっているのが実写版『【推しの子】』だ。(文=まわるまがり) ©赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・東映
まわる まがり