【MLB】山本5回2失点で7勝目 大谷2安打も逆転首位打者への道は険しく あす3安打以上は絶対条件に
【ドジャース13-2ロッキーズ】@クアーズ・フィールド
日本時間9月29日、ドジャースは山本由伸の好投により、ロッキーズに勝利。山本は5回2失点6奪三振の好投で試合を作り、打線も大量援護でそれに応えた。逆転での首位打者獲得を狙う大谷翔平は、5打数2安打とマルチ安打を放ったものの、逆転でのタイトル獲得への道は険しくなってしまった。山本は7勝目(2敗)を挙げ、ロッキーズ先発のアントニオ・センザテラに今季初敗北が付いた。 【動画】ドジャース・山本の6奪三振 ドジャースの先発・山本由伸は初回、無死1・3塁のピンチを招き、犠牲フライで先制点を許す。しかし、直後の2回、ドジャースは8番キケ・ヘルナンデスの12号3ランで逆転。さらに3回にはパスボールで追加点を挙げる。山本は3回にも2番エゼキエル・トーバーに26号ソロを浴びたものの、2失点に抑え、5回6奪三振無四球と上々の内容。故障にも苦しんだルーキーイヤーは18先発(90イニング)、7勝2敗、防御率3.00、105三振という成績でフィニッシュした。デーブ・ロバーツ監督は試合前、ジャック・フラハティをプレーオフの第1戦で起用する可能性が高いことを明かしたため、山本は第2戦が濃厚だ。ナ・リーグの地区シリーズ第2戦は日本時間10月7日に予定されている。 山本降板後もドジャース打線の猛攻は続いた。4回には9番ケビン・キアマイアーのタイムリー、5回には3番テオスカー・ヘルナンデスに33号3ランが飛び出した。ドジャースはリードを広げて13対2でロッキーズに勝利。4連勝を記録した。ドジャース戦前にはフィリーズが敗北し、ナ・リーグの第1シードが確定。メジャー最高勝率を手中に収め、ワールドシリーズまでのホームフィールドアドバンテージを得ることが決まった。 ドジャースの大谷は「1番・DH」でスタメン出場。初回の第1打席はライトへのシングルヒットで出塁するも、次打者の打席では走塁ミスでダブルプレーになってしまった。第2打席はショートゴロ、第3打席は四球、第4打席はライト前ヒットで出塁し、58個目の盗塁を決めた。第5打席は痛烈な当たりを放ったが、ライトの正面を衝くライナー、第6打席はセカンドゴロだった。5打数2安打で今日を終えた大谷の今季打率は.310となった。打率.314でランキング1位のルイス・アライズ(パドレス)は前日にパドレスがワイルドカード1位を確定させたこともあり、今日は休養。ただ、明日はプレーする予定だという。大谷がアライズを逆転するためには、大谷には凡退している余裕がない上、アライズの不発も祈る必要がある。大谷はアライズの結果にかかわらず、どのシナリオでも最低でも3安打以上打たなければならない。