ツキノワグマを捕獲 体長など測ったあと山奥へ放す 希少種として保護され処分出来ず
三重県尾鷲市で、ツキノワグマが捕獲されました。市は、体長や体重を測ったあと、17日夕方、山奥に放しました。 罠の戸が開けられると勢いよく駆け上って行くツキノワグマ。 尾鷲市によりますと、17日午後2時半ごろ、職員が、尾鷲南インター付近で捕獲用の罠にクマがかかっているのを見つけました。 3歳以上とみられるオスで、全長111センチ、体重38キロ。
5月下旬から、目撃情報が8件以上寄せられていて、市は、クマの通り道などに罠を仕掛け警戒していました。 この地域のツキノワグマは希少種として法律で保護されていて処分できません。 そこで、個体特定用のマイクロチップなどをつけて人里離れた山林に放したということです。引き続き、注意喚起を行いまた罠の設置を継続するとしています。