“空梅雨”で夏野菜が巨大化 ナス、ピーマンもぐんぐん成長…レタス激安「54円」も
空梅雨の影響で野菜が巨大化しています。価格も例年より安く、二重にお得になっています。今週に入り、大きなレタスが1玉54円まで値下がりしている店もあります。 【画像】紀真耶アナが取れたてピーマンを実食!「本当にみずみずしい」
■梅雨明けを思わせる暑さ…夏野菜価格が低下
各地で今年一番の暑さになった4日、東京都心は最高気温35.0℃を記録し、今年初めての猛暑日となりました。 オーストリアから来た人 「Very hot!!」 10代 「暑いです。まじで暑い。めっちゃ暑い。やばいです、終わりです。8月生きていけない」 梅雨明けを思わせるような暑さのなか、東京・墨田区のスーパーでは、新鮮でみずみずしいレタスが1玉なんと54円。 先月27日も1玉83円と十分安い値段でしたが、そこから一週間でさらに3割値下がりしました。 買い物客(40代) 「50円だったら、もうちょっと買いたい。置いておくところがないのが残念。あしたも50円なら、あしたも来ようと思います」 「50円って、ありえないですよね。レタスって、今暑いから食べたい。冷しゃぶとかサラダとか。なので、とっても助かります」 他の野菜を見ても、肉厚なピーマンが3つ入って106円。キャベツが1玉106円。なぜ、こんなに値段が下がっているのでしょうか。 スーパーイズミ 五味衛社長 「天気に恵まれて、非常に出来が良くて、普段の倍以上の出荷量で、このお値段になっていますので。今が非常にチャンスですね」 安いだけではなく、大きさも…。 五味社長 「普段は18個あります。きょうは大きいので12個入りで」 「(Q.大きいから12個入り?)そうですね、入りきらないから。お客さんに非常に喜ばれていますね。(大きさが)普段の倍くらいあるんじゃないって。それで、このお値段だもんねなんて」
■巨大なナスとピーマンも!なぜ豊作?
旬を迎えた夏野菜を育てている農園を訪ねました。千葉県松戸市付近は4日、最高気温34.5℃を記録しました。 収穫期の畑に行ってみると、今が食べごろのナスがありました。普段は15センチほどの大きさで収穫しますが、20センチ近くまで育っていました。 戸張農園 戸張恭隆農主 「ピーマンは1日おきに収穫しているんですけど、どんどんどんどん大きくなっていますね」 さらにピーマンも通常のサイズの1.5倍に…。「大きく育つと大味なのでは?」と思いますが、取れたてのピーマンのお味は? テレビ朝日 紀真耶アナウンサー 「本当にみずみずしい!かんでいくと、どんどん水分があふれ出てくるような感じがしますね。苦みも少ないです」 戸張農主 「(Q.こんなにピーマンって水分を含んでいるんですね?)そうですね。取れたてっていうのもあると思うんですけど、畑の状態がいいとこれだけみずみずしいピーマンになる」 新鮮なピーマンは生のまま、味噌やマヨネーズをつけて食べるのがおすすめだといいます。 ここまで大きく夏野菜が育った理由は、土にありました。 戸張農主 「ちょうど良い水分量をずっと今年は維持している。根っこの方にしっかり栄養が行き届いていないと、野菜も元気に育ってくれないので」 6月に雨が降ったのはわずか10日と、過去10年でもっとも少なく、ほどよく湿った土の状態が夏野菜に適していました。 さらに、今の気温も豊作の理由になっています。 戸張農主 「真夏と違って夜も温度が下がってくれるので、30℃くらい日中行って、25℃以下ぐらいの夜温の環境で、今みたいな状態のナスがずっと続いてくれる」 (「グッド!モーニング」2024年7月5日放送分より)
テレビ朝日