過去最高の取引額を更新「紙の初市」今年の紙の景気は…【愛媛】
新年の紙市場の景気を占う「紙の初市」が7日、四国中央市でありました。 「紙の初市」は1957年から続く、紙の町、四国中央市の新春の行事です。 今年は製紙会社や流通業者など52社が参加し、それぞれのテーブルで商談が成立すると威勢のいい三本締めの音が響いていました。 この日の取引額は約68億1000万円で前年を6800万円ほど上回り、過去最高を記録しました。 主催者は「緩やかながらも経済の伸びへの期待感があらわれた」としています。 なお、去年は大人の紙おむつなど衛生用品の売り上げが伸びたもののほかの紙製品は需要の減少などで苦戦を強いられたということです。 また、円安もコスト高を招いているということで製紙業の関係者は、為替の動向も今年の売り上げに大きく影響するとみています。