【2024年版】7月スタートの全国おすすめ展覧会14選:鴻池朋子展 、CLAMP展、石田尚志展、エッシャー展など
【東京】「没後25年記念 東山魁夷と日本の夏」(山種美術館)
四季を通じて自然との対話を重ね、様々な風景を描いていた東山魁夷。海山の自然から古都の町並みにいたるまで、詩情豊かに表現された作品は、没後4半世紀を経たいまも人々から愛されている。本展は、同館の所蔵する魁夷の作品が、近世の浮世絵から近代・現代日本画にいたる夏をテーマにした名品や、涼しさの感じられる選りすぐりの作品とともに紹介される機会となる。 会場:山種美術館 会期:7月20日~9月23日
【神奈川】「エドワード・ゴーリーを巡る旅」(横須賀美術館)
不思議な世界観と、モノトーンの緻密な線描で知られる絵本作家、エドワード・ゴーリーの個展が横須賀美術館に巡回。日本でも、『うろんな客』『不幸な子供』などの絵本で知られているいっぽう、挿絵、舞台と衣装のデザイン、演劇やバレエのポスターなど多岐にわたって活躍した。本展は「子供」「不思議な生き物」「舞台芸術」などのテーマを軸に、約250点の作品が紹介される。 詳細はニュースから。 会場:横須賀美術館 会期:7月6日~9月1日
【神奈川】「石田尚志 絵と窓の間」(神奈川県立近代美術館 葉山)
画家/映像作家の石田尚志は、自らが描いた絵画を撮影する映像作品で高い評価を受けるアーティスト。2015年以来の大規模な個展となる本展では、初期の未発表作、映像と立体を組み合わせたインスタレーション、キャンバス絵画などを通じて、作家の近年の展開を辿る。 会場:神奈川県立近代美術館 葉山 会期:7月13日~9月28日
【愛知】「エッシャー 不思議のヒミツ」(豊田市美術館)
グラフィックアートの可能性を追求したオランダの画家マウリッツ・エッシャー。遠近法や、幾何学図形、人間の知覚構造に強い関心を抱き、芸術と科学とを融合させた彼の作品は、見る人の視覚を刺激し、多くの驚きを与えてきた。本展では初期から晩年までの作品を通じて、エッシャー作品の不思議のヒミツを紹介する。 詳細はニュースから。 会場:豊田市美術館 会期:7月13日~9月23日
【福岡】「キース・へリング展 アートをストリートへ」(福岡市美術館)
1980年代のニューヨークを中心に、地下鉄駅構内やストリートへのドローイングで知られるキース・ヘリング。その作品をプリントしたTシャツなどのファッションアイテムは日本でも人気を集めている。出展作品は、6mに及ぶ大型作品など150点以上。エイズによって31歳で夭折したヘリングの作家人生を振り返る貴重な機会だ。 森アーツセンターギャラリーで行われた展示の様子はフォトレポートから。 会場:福岡市美術館 会期:7月13日~9月8日
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