【ハイライト動画あり】明治大学、昨年度王者と引き分け。選手コメントで振り返る帝京大学戦。ラグビー関東大学春季交流大会
6月9日(日)、静岡の地で帝京大学と対戦した。昨年度は一度も勝てなかった相手。スローガンである『奪還』を果たすために、関東大学春季交流大会の山場となる負けられない戦いとなった。
明治大学はまずディフェンスで強さを見せる。2分間に及ぶアタックを完璧に防ぎ帝京大を勢いづかせない。「全員が相手を見てノミネートし、プレッシャーをかけることができ、自分たちがやりたいディフェンスをできたと思う」(NO8/ナンバーエイト木戸大士郎主将・文4=常翔学園)。
その直後の前半11分、ラインアウトから左FL(フランカー)利川桐生(政経3=大阪桐蔭)が3人を倒すキャリーを見せ、走り込んだ右CTB(センター)秋濱悠太 (商4=桐蔭学園)が先制トライ。「フィジカルの強い相手でもボールを持ったら1mでも前進することを意識した」(利川)。
しかし、帝京大も火がつき、スクラムで押されラインが下げられると、自陣ゴールライン付近からモールでトライを許す。「組みたいように組ませてくれなかった。先手でアタックできず、全て相手のしたいようにされていた」(右PR/プロップ山口匠・政経2=流経大柏)。
その中で27分、スクラムからボールをすぐに出し、BK(バックス)勝負に。秋濱が裏に抜け出し前に蹴り出すと、そのボールを自分でつかみグラウディング。「BKの役割として外でゲームするところがあったため、しっかり僕が取り切れてよかった」(秋濱)。
続く31分にはスクラムで押されながらもボールを出すと、左CTB/蓬田雄(政経3=流経大柏)の正確なキックを秋濱がキャッチ。左WTB/ウイング坂本公平 (情コミ4=東福岡)がパスを受け取りトライ。「相手が滑ったところを最後まで見れていたためいけた」(坂本)。最後にはPG(ペナルティゴール)を決め、24-5で前半を終える。
「FW(フォワード)としてセットプレーが安定してなかったので、そのセットプレーをどう修正していくかを話した」(HO/フッカー西野帆平・文3=東福岡)。ハーフタイムに修正点を話し合い迎えた後半は、拮抗した展開で始まる。