親が介護施設に入ることになったときは年金や貯金で足りるだろうかと考えています。注意点はありますか?
親の年金や貯金で足りない場合の対処法
親に資産や預貯金がそれほどない場合は親族が負担することになりますが、その前に介護費用を軽減する制度の利用を考えてみましょう。 介護費用の負担を軽減するサービスや制度には以下のものがあります。 ◆親の不動産がある場合 ・不動産を担保に借り入れしたり、売却したりして資金化する ◆介護負担を軽減する制度を利用する ・特定入所者介護サービス費:低所得者向けの補助制度 ・高額介護(予防)サービス費:所得に応じた負担限度額を超えた部分を払い戻す制度 ・高額医療・高額介護合算療養費制度:医療と介護の自己負担の合計が所得別の上限を超えたときに越えた分を支給する制度 上記以外にも各自治体による助成制度があるので、各自治体に確認しておきましょう。
親が認知症になると口座凍結されるので速やかに対処しよう
親の介護施設への入居費用は親の預貯金や資産に頼りたい人が多いものの、肝心の親の預貯金や認知症になった場合のリスクを知らない人は少なくありません。 認知症になると口座凍結のリスクがあり、親の預貯金や資産の処分も難しくなります。親が認知症になる前に情報を集めて速やかに対処できるようにしておきましょう。 出典 厚生労働省 サービスにかかる利用料 | 介護保険の解説 | 介護事業所・生活関連情報検索「介護サービス情報公表システム」 厚生労働省 高額介護サービス費の負担限度額が見直されます 厚生労働省 高額医療・高額介護合算療養費制度について 株式会社ファミトラ 敬老の日に合わせて実施する「親の老後のお金調査」 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部