秦 基博が映画『35年目のラブレター』の主題歌を書き下ろし 夫婦愛あふれる本予告映像公開
映画『35年目のラブレター』の主題歌が、秦 基博の新曲「ずっと作りかけのラブソング」に決定。併せて本予告映像とメインビジュアルが公開された。 【動画】映画『35年目のラブレター』本予告映像 『35年目のラブレター』は、2003年に朝日新聞で紹介されるやテレビ・雑誌で取り上げられ、さらには創作落語にもなるなど、さまざまな形式で広まり多くの感動を呼んだ実話を基にした作品。戦時中に生まれた西畑保は十分な教育を受けることができず、読み書きができないまま大人に。保は自分を支え続けてくれた最愛の妻・皎子(きょうこ)への感謝を自身で書いた手紙で伝えようと、夜間中学に通い始める―――。主人公の保役を笑福亭鶴瓶、その妻・皎子役を原田知世、また西畑夫妻の若かりし頃を重岡大毅(WEST.)と上白石萌音が演じる。 「ずっと作りかけのラブソング」は、秦が本作の脚本を読んだ上で書き下ろした楽曲。今回主題歌を務めるにあたり秦は、「最初に脚本を読ませていただいて、すごく身近にありそうで、それでいて特別なお話だなと思いました。主人公の西畑保さんは何度も何度も手紙を書き直します。その度に変化していく気持ちもありながら、深まり強くなっていく奥さんへの想いをどんどん更新しながらお手紙を書かれていました。その姿は、自分が歌を作ることにも置き換えられると思い、歌うことにリンクする部分を感じながら曲を作りました」と楽曲へ込めた想いを明かした。 公開された映像の冒頭では、読み書きができない保と、皎子が寄り添って代わりに読み書きをする様子が映し出される。自分を長年支え続けてくれた妻へラブレターを贈るために、定年退職後に夜間中学へ通い読み書きを学ぶ決意をする保。その周りには、真摯に読み書きを教える担任の谷山恵(安田顕)、そばで見守る娘夫婦(徳永えり、ぎぃ子、辻本祐樹、本多力)に加え、人生の恩人となる寿司屋の大将・逸美(笹野高史)ら、優しさ溢れる個性豊かな人物たちが登場する。 映像の後半では主題歌「ずっと作りかけのラブソング」とともに、長年支えてくれた妻へラブレターを贈るために、葛藤しながらも精一杯努力する保の姿が。そしてふたりが出会った当時、読み書きができないことを涙しながら初めて明かす若かりし頃の保と、その涙を拭うように「今日から私があなたの手になる」と、保をまっすぐ見つめる皎子の夫婦愛に満ちたシーンも確認できる。 ■秦 基博 コメント 最初に脚本を読ませていただいて、すごく身近にありそうで、それでいて特別なお話だなと思いました。 それに対して自分が主題歌を歌わせていただけるというのは、とても嬉しかったです。 主人公の西畑保さんは何度も何度も手紙を書き直します。その度に変化していく気持ちもありながら、深まり強くなっていく奥さんへの想いをどんどん更新しながらお手紙を書かれていました。その姿は、自分が歌を作ることにも置き換えられると思い、歌うことにリンクする部分を感じながら曲を作りました。 完成した映画を観させてもらい、何カ所も泣いてしまいましたが、特に印象に残っているのが、若かりし保が皎子に初めてお寿司を振る舞うシーンです。字が書ける・書けないということや、言葉にする・しないということを超えて、気持ちや想いそのものがお寿司を通じて伝わっていると思え、心に響きました。 あらゆる世代の方が共感でき、心が温まる、そんな映画だと思います。僕の楽曲もその映画の一部として皆さんに楽しんでいただけたら嬉しいです。 ぜひ映画館でご覧ください。 <作品情報> 映画『35年目のラブレター』 2025年3月7日(金) 全国公開 (C)2025「35年目のラブレター」製作委員会