イスラエル軍の人質救出作戦で“274人死亡”か ガザ地区
日テレNEWS NNN
イスラエル軍によるガザ地区での人質救出作戦で、多数の死傷者がでています。パレスチナ側は、これまでに274人が死亡したとしています。 イスラエル軍が9日、ガザ地区中部で4人の人質を救出した際、難民キャンプなどを空爆し、多数の死傷者がでています。ガザ保健当局はこれまでに274人が死亡し、このうち64人は子供だとしています。イスラエル軍は、その後もガザ各地で軍事作戦を継続していて、ハマス側は、戦車部隊が南部の街の一部を封鎖しようとしていると主張しています。 こうしたなか、イスラエルの戦時内閣のメンバーであるガンツ前国防相が9日、内閣からの離脱を表明しました。ガンツ氏は戦闘終結後のガザ統治計画を、8日までに示さなければ戦時内閣を離脱するとしていました。会見でガンツ氏は、ネタニヤフ首相が目標達成の妨げになっていると批判した上で、総選挙の日程を決めるよう求めています。穏健派とされるガンツ氏が戦時内閣を離脱すれば、ネタニヤフ政権内で強硬姿勢をとる極右勢力の発言力がさらに強まるとの懸念もでています。