【ヤクルト】単独最下位で交流戦へ 高津臣吾監督が総括「フルで戦える状況を作れていないのは我々の責任」
◆JERAセ・リーグ 中日5―0ヤクルト(26日・バンテリンドーム) ヤクルトは打線が相手の小刻みな継投の前に15三振を喫するなど、3安打で今季7度目の零封負けとなった。先発のドラフト2位・松本健吾投手が3回途中4失点で初黒星を喫した。 18勝26敗2分け。単独最下位で交流戦に入ることが決まった高津臣吾監督は「塩見の件もそうですし、離脱する人がちょっと多かった。全てベストでフルに戦える状況を作れていないっていうのは我々の責任なのかなと思います」と総括した。 エースの小川が右肘痛のため開幕を2軍で迎えた。開幕戦を終えて、昨季の守護神・田口は不調で、山田は故障で2軍行き。5月に入ると、塩見が左膝の故障、成長著しい丸山和が試合中にフェンスに激突し、脳しんとうのため離脱するなど、相次ぐけが人に指揮官も頭を悩ませた。 投手陣では新助っ人のヤフーレが4勝を挙げるなど先発陣が奮闘した一方で、勝利の方程式が定まらないなど、課題も出た。 打線もオスナ、サンタナ、村上が打撃タイトルを争うなど一定の活躍を見せたが、山田の状態が上がらないことも響いた。 高津監督は「今は誰が調子がいいって言っても、なかなか名前が上がらないほど打線は全体的に低調気味。それでもなんとかしなきゃいけないのが我々の仕事だと思ってます。知恵を出し合いながら、練習方法変えたり、いろんな方法を変えたりしながら、打線が上向くのを促すというか、願ってます」と締めくくった。
報知新聞社