「チームよりも自分の結果を出したい気持ち強かった」 ソフトバンク緒方理貢 約1カ月ぶりスタメンでマルチ安打&好走塁
◆楽天2―9ソフトバンク(11日、楽天モバイルパーク) ソフトバンクの緒方理貢外野手(25)が、3打数2安打と1カ月ぶりのスタメンで首脳陣の起用に応えた。 ■緒方の好走塁3連発はこちら!【動画】 2点を追う3回1死二塁の第1打席に二塁内野安打で出塁し、一、三塁に。続く川瀬晃が左犠飛を放った際には、一塁から二塁へタッチアップを成功させた。今宮健太の中前同点打につなげた好走塁に「スタートを切りながら無理だったら戻ろうという中で、(外野手が)捕った体勢的にもいけるかな、というところで行きました」と冷静に振り返った。 2打席目には中前打も打ちプロ初マルチ安打もマーク。「ぱっと出たときに結果を残せてよかった」と充実感を口にした。 スタメン出場は8月2日の日本ハム戦(みずほペイペイドーム)以来だった。緒方は川村友斗、仲田慶介とともに開幕直前に育成から支配下選手登録された。〝育成三銃士〟の中で唯一、今季一度も2軍に落ちることなく1軍に残り続けるも、スタメンで出場する機会は少なかった。2軍から上がってきた選手が即日スタメン起用されることも多い中、「悔しいというよりかは、こういう時に良い結果が出せるようにとはずっと思っていた。早く出たいなという気持ちはずっと持っていた」。久々に回ってきたチャンスできっちりと結果を残してみせた。 「チームのことよりも自分の結果を出したい気持ちの方が強かった」。その本音には緒方の闘争心の強さが現れていた。(大橋昂平) 【#OTTOホークス情報】
西日本新聞社