王貞治氏 大谷翔平との打撃の共通点に言及「大谷くんも普通の人より…」「フォームは考えなくていい」
プロ野球ソフトバンクの王貞治球団会長(84)が29日、テレビ朝日のニュース番組「有働Times」(日曜後8・56)に出演。ドジャースの大谷翔平投手(30)と自身の打撃の共通点について語る場面があった。 【写真】WBC1次R<日本・韓国>談笑する大谷(右)と王貞治氏 王氏は巨人一筋だった現役時代に「一本足打法」で世界記録として今もなお。燦然(さんぜん)と輝く通算本塁打868本を放った。 1959年の巨人入団当初は結果を残すことができなかったが、3年目の時に打撃コーチに就任した荒川博さんの指導を受け覚醒。「僕は体も中くらいだったし、腕の力もないんですね。ただ、ボールを打って飛ぶのはそれなりに飛んでいた。それでも高校生とプロだと相手のボールが違うのでどうしても詰まっちゃう。そうするとバットの力がボールに伝わらない。(一本足打法で)早く振り出せるタイミングをと思ってやり始めると、うまく前でさばけるようになった」と明かした。 さらに、王氏は自身と大谷の共通点に言及。「大谷くんも普通の人より右足のステップが早い。だから速い球を打てる」と指摘し、「投手も打たせまいといろんなことをやってきますから、いつも理想的なスイングでは打てない。フォームはあまり考えなくていいんです。距離間が一番大事」と語っていた。