県は１５日、富山マラソン（１１月３日）の射水市新湊地域を通る一部コースの変更を検討していることを明らかにした。能登半島地震の被害が複数確認されており、開催日までの復旧が見通せないため。代替コースを調整している。同日の県議会予算特別委員会で、廣島伸一生活環境文化部長が説明した。 　変更が検討されているコースは新湊大橋手前の新湊漁協事務所前から、新湊きっときと市場北側にかけての約７００メートルの区間。道路や近くの敷地で沈下や損傷が複数確認され、開催日まで確実に復旧できるか見通せない状況だという。 　生活環境文化部長は「当該箇所を南側に迂回（うかい）する代替コースについて、関係機関との調整を始めている」と述べた。八嶋浩久氏（自民、射水）への答弁。