「血の気が引く思い」陥没見つけ回避…道路崩落の難を間一髪で逃れたドライバー緊迫の瞬間語る(島根)
山陰中央テレビ
出雲市日御碕地区につながる道路の崩落現場では、すれすれの場所で止まっていたタクシーがありました。このタクシーのドライブレコーダーには、緊迫の瞬間が記録されていました。 映像は9日午後6時20分ごろ。日御碕に客を送ったあと、大社方面に向けて走行していたタクシー。その前方に突然、大きな「穴」が…。ドライバーは、とっさの判断で左へハンドルを切り、停車。車は道路わきの溝に脱輪しました。 タクシードライバー: 道路が陥没しておりまして、ちょっと溝にはまりましたので、ちょっと助けてもらえませんか。 ドライバーは無線を使い、会社に助けを求めました。その後、ドライバーは自力で車から脱出。映像をよく見てみると足元のすぐ近くが崩落しています。間一髪で崩落には巻き込まれませんでした。すんでのところで助かったドライバーの男性が、11日朝、その恐怖の瞬間を振り返りました。 タクシードライバー: 何もなかったと、50センチくらいの道路の隙間が残っていたと。血の気が引くというか、陥没箇所を見てからそう思った。 それでもその後の対応は冷静でした。ドライブレコーダーの映像には、反対車線を走行してきた車に合図をして、危険を知らせる様子も記録されていました。 Q対向車に対して危険を伝えた? タクシードライバー: 言ったと思います。ちょっと記憶が無いのですけど、多分言ったと思います。 男性によると、30分前に通行した時には道路に異常はなかったということです。道路復旧の見通しは立っていませんが、島根県などは11日も現場に調査員を派遣し、早期に片側交互通行ができるように対処するとしています。
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