「授業中、じっと座っていられない」発達が気になる小学生の悩みには理由がある!集中できる環境の作り方&サポートグッズ2選
座っているだけで120% 頑張っている子どもたち
小学校に入ると始まる、45分×数コマの授業。我が子は45分間座れるの? 気が散って立ち歩いたりしないかな? と心配になる方も多いでしょう。 椅子に座り続けて授業を聞くには、平衡感覚や固有感覚をはじめとした感覚面での発達が必要。しかし、感覚刺激を受け止めるコップの大きさには個人差があります。座っていられない、気が散ってしまう子どもたちは、コップの大きさに対して入ってくる感覚情報の量が多すぎる、またはもっと欲しいのに不足している可能性があります。掲示物や外の音、光、クラスメイトの動きなど、少しの刺激が気になる場合もあれば、逆に刺激を欲して、「立ち歩く」「周りの子にちょっかいを出す」「椅子をギコギコ揺らして自己刺激を入れる」といった姿が見られることも。 一見するとなぜ? と思ってしまいますが、実はそのような行動をとる子どもたちは、じっと座ること自体に多大なエネルギーを必要とするので、授業の内容に注意を向け続けることが難しいのです。集中状態を保つことの難しさから、無意識に自己刺激を入れて、なんとかその場に留まろうとする姿も、大人から見ると「困った子」と捉えられがち。でも周囲から見ると「困った子」は、「困っている子」なんです。