清原和博氏「死をイメージする」衝撃的だった剛腕との対決「当時の157は未知の世界、絶対よけないと」
西武、巨人、オリックスで通算525本塁打を放った清原和博氏(57)が3日放送のBSフジ「プロ野球 レジェン堂 徳さんエモやんの新年言いたい放談」にゲスト出演。「死をイメージする」ほど衝撃的だった剛腕との名勝負を振り返った。 【写真】清原氏が「死をイメージする」と衝撃を語った伝説の剛速球投手 「一番衝撃的だった」として日米通算201勝の野茂英雄氏(現パドレスアドバイザー)の名前を挙げた清原氏。番組MCのフリーアナウンサー・徳光和夫から「伊良部はどうでした?」とロッテ、ヤンキースなどでプレーした伊良部秀輝さんについて聞かれると「伊良部くんの球はもう…死をイメージするような」とそのインパクトの大きさを表現した。 2011年に42歳の若さで亡くなった伊良部さん。ロッテ時代の1993年5月3日の西武戦、清原氏との対戦で当時プロ野球最速となる158キロをマークし、“平成の名勝負”とうたわれた。 「インハイにブン!と来ると、ホームの近くに立っていて新幹線が通り過ぎていくみたいな」と剛速球を新幹線に例え、「だから、これはもう絶対よけないと、よけること先に考えて打席に入ってないと当たったら死ぬなと思いました」と回顧。 93年5月の対決では7球連続で直球を投じ、3、4球目で158キロを計測。7球目の157キロを清原氏がセンターへ弾き返して右中間二塁打とした。「当時の157は未知の世界ですから。イメージ的には投げる前に振り出すみたいな、そうじゃないと当たらないイメージ。だいたいこの辺に来るだろうなとイメージして」と攻略法を振り返った。