「ノーベル賞をもらったからといって核兵器が1発でも減ったわけではない」被爆者が会見 平和つなぐ重要性訴える 熊本
核兵器は熱線や爆風で多くの人を殺すだけでなく、何十年経ってもがんや白血病など放射線が原因となる病気で苦しめます。 さらに同じ日本の中でも被爆を理由として、付き合っている人の親から結婚を反対されたり、就職活動で採用が決まっても、被爆者だとわかったことで会社から採用を取り消されるなどの差別も受けました。 こうした中で、あえて被爆者が証言するのは、世界情勢が緊迫化して高齢化が進む中、「戦争が起これば日本も含めて新たな被爆者が出かねない」と危機感を強めているためで、こうした状況だからこそ、次を担う世代と言葉を交わしたいと願っています。 熊本県被団協では、証言を直接聞ける機会として、被爆者の派遣も行っていて、「自分や大切な家族が被爆したらどうなるのかと考える機会にしてほしい」と呼びかけています。 熊本県被団協の連絡先は(096・356・4776)で、電話は祝日を除く月・水・金の午前10時半から午後5時に受け付けています。
熊本放送