〔vol.79〕【チークで小顔見せ】ピンクのチークは、実は「顔の余白解消」に役立ちます!
大人が使うなら横顔メインで
以前、大人の肌にはベージュっぽいくすみ感のあるチークカラーがよくなじむとお伝えしましたが、手持ちの青みピンクチークを活かす方法もご紹介します! ピンクチークは可愛さ満点ですが、大人が顔の正面、頬の高い位置に丸く載せると、少し悪目立ちしたり、全体の雰囲気とチグハグになったり、実は使いこなすのが難しいと感じる方も多いはず。可愛らしさとふっくらとしたハリ感、柔らかな血色感……それらを活かす塗り方が、顔の側面を中心に「><」の形に塗ること。 頬骨の下の凹みの部分を中心に耳前あたりまで塗るのです! このあたりの凹み感、気になっているという方、案外多いのでは!? 年齢によって頬の位置が下がってくるのにともない、頬下がだんだんこけてきて、輪郭の凹凸感が目立つという方にもぴったりの塗り方です。 いわゆる中顔面にあたる部分でもありますが、大人が暗い色を塗るとよりげっそり見えてしまう場合も。青みピンクチークなら、中顔面の余白を埋めながら、ふっくら感も引き出せるので輪郭が整って見え、しかもピュアっぽい可愛らしさまで演出できるんです。
こちらはピンクチークを頬の高い位置に、頬骨にそって丸く入れたメイクの仕上がり。もちろんこれも可愛らしいのですが、大人っぽい全体的な雰囲気と合わないことも。またチークを塗った部分と塗っていない部分がわかりやすく、かえって顔の余白が目立つ……なんてことも。
こちらは同じピンクチークを使って頬骨下の凹み部分中心に広範囲で塗ったメイクの仕上がり。ピンクのニュアンスはありつつも、悪目立ちせず、輪郭がなめらかに整い、顔の余白感も解消できました。
範囲を決めて、その外側をチークで塗りつぶす
1、こめかみから黒目の下へ チークカラーをブラシに取り、手の甲で一度なじませてからスタート。こめかみから、黒目の下あたりまでブラシでスーッとラインを引く。 2、折り返してフェイスラインへ 黒目の下あたりから折り返して、フェイスラインまでラインをつなげて。ちょうど口を窄めたときに凹む部分を狙うと正解。 3、ラインの外側をチークで埋める 1~2でラインを引いた外側の範囲に、全体的にチークを広げる。内側から外側に向かってブラシを払うように。 顔の余白やこけ感が気になる方はもちろん、「いつものチークが妙にしっくりこない」「手持ちのピンクチークをフル活用したい」という方にもぴったりのテクニック。ぜひ一度お試しください。
撮影/榊原裕一(人物)、河野 望(静物) ヘア&メイク/長井かおり スタイリスト/程野祐子 モデル/安宅葉奈 構成・文/村花杏子
長井 かおり