トム・クルーズに海軍功労賞 民間人として最高の栄誉を授かる
「トップガン」シリーズで知られるトム・クルーズが、米海軍から12月17日、海軍と海兵隊への多大な貢献をたたえ、民間人として最高の栄誉である「海軍省公共サービス殊勲章」を授与された。米Deadlineが報じた。 クルーズに贈られた功労賞は、米海軍省に所属しない人物が受けられるものとして最高位の栄誉。英ロンドンでセレモニーが開催され、「トップガン マーヴェリック」のクリストファー・マッカリー監督も出席した。 クルーズは、「現在、あるいは過去に従軍した多くのクルーたちにインスピレーションを与える存在になれたことをうれしく思います」と述べ、 「その努力は僕だけでなく、すべてのセットで一緒に働けるキャストやクルーのおかげだ。彼らこそが作品に命を吹き込んでくれるのです」と語った。 海軍のエリートパイロット養成所を舞台にした「トップガン」の36年ぶりの続編「トップガン マーヴェリック」の世界的な大ヒットが記憶に新しいが、海軍長官カルロス・デル・トロは、「7月4日に生まれて」「ア・フュー・グッドメン」「ミッション:インポッシブル」シリーズ等、クルーズの1986年から2023年までの数十年にわたる作品を挙げた。 デル・トロ長官は、「トム・クルーズに国防功労賞を贈ることができて光栄です。彼の作品は、海軍と海兵隊で働くことを何世代にもわたって鼓舞してきました」とコメント。実際に、1986年に「トップガン」が公開され、1980年代後半から1990年代前半にかけて海軍パイロットの募集が急増。2022年公開の「トップガン マーヴェリック」は、「年配の観客にノスタルジーをもたらし、若い観客には海軍が提供するスキルセットや機会への関心を再び高めた」という。 クルーズが海軍から表彰されるのは今回で2回目。2020年には、「トップガン」のプロデューサーであるジェリー・ブラッカイマーとともに、名誉海軍飛行士に任命された。