豆乳のカロリーは高い? 牛乳と比較して栄養素は? 管理栄養士が解説
豆乳のカロリーや栄養素について疑問を持っていませんか? 豆乳はタンパク質やイソフラボンなどが豊富で栄養価が高く、正しい飲み方を知ればダイエットや健康づくりに活用できます。 しかし、調整・無調整など種類が豊富な豆乳は、1日の摂取目安や太りにくい選び方が分かりづらいですよね。今回は、豆乳のカロリーや糖質を牛乳と比較しながら、管理栄養士の丹羽さんに解説していただきました。 [この記事は、Medical DOC医療アドバイザーにより医療情報の信憑性について確認後に公開しております]
豆乳のカロリー・糖質はどのくらい? 牛乳と栄養素を比較してみる
編集部: 豆乳を毎日飲む人もいますが、カロリーはどのくらいでしょうか? 丹羽さん: 豆乳200mlのカロリーは、無調整豆乳で90kcal、調整豆乳で129kcalほどが目安です。比較として、牛乳は200mlですと大体126kcalですね。200mlは、約コップ1杯、なおかつ小さい紙パック1個分です。 比べてみると、無調整豆乳のカロリーが低く、調整豆乳と牛乳はほぼ同じといえます。また、ダイエット中はカロリーだけでなく糖質にも気を配るのが大切です。 編集部: 豆乳の糖質は、牛乳と比較してどちらが高いのでしょうか? 丹羽さん: 200ml中の糖質を比較すると、無調整豆乳で5.9g、調整豆乳で9.2g、牛乳で9.8gです。糖質もカロリーと同様、無調整豆乳が1番少なく、調整豆乳と牛乳は同じくらいです。 編集部: ほかに豆乳と牛乳を比較して違いはありますか? 丹羽さん: まずはタンパク質の種類が違います。牛乳の動物性タンパク質に対して、豆乳は大豆から作られているため、植物性タンパク質です。植物性タンパク質は、体内で合成できない貴重な必須アミノ酸からできています。 そのため、体内で効率よく使われるのが特徴です。さらに豆乳は、美容に役立つイソフラボンを多く含みます。逆に牛乳は、不足しがちな栄養素であるカルシウムが多く、骨の形成に役立つのが魅力です。 ※参照:公益財団法人長寿科学振興財団 健康長寿ネット「三大栄養素のたんぱく質の働きと1日の摂取量」 https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/tanpaku-amino.html