クジラ1頭初水揚げ 釧路沖で商業捕鯨
北海道釧路沖での商業捕鯨で21日、ミンククジラ1頭が釧路港に初水揚げされた。 この日は午前6時に出漁した「第51純友丸」(30㌧)が、釧路沖東方約83㌔の海上で午後1時15分に捕獲、同5時に北埠(ふ)頭(とう)へ水揚げした。捕獲したクジラは雄、体長7・2㍍、体重3・9㌧(内臓を除く)で、解体したクジラの生肉は23日から釧路市内の店頭に並ぶ。 操業を行っているのは、日本小型捕鯨協会(貝良文会長)に所属する鮎川捕鯨(宮城県石巻市)、外房捕鯨(同)、太地漁協(和歌山県太地町)の4隻。10月9日まで釧路沖での操業を予定している。 今季の釧路沖での初水揚げについて、貝会長は「昨年は水温が高かったが、きょうは15~16度とミンククジラの適正温度だった。餌も豊富なので今後も期待している」と話していた。
釧路新聞