「そっちはお孫さん、くる?」おばあちゃんの悲哀に涙 「中学生になると部活始まる」「もう会える回数は…」
あるスタバで、年配の女性2人が交わしていた「孫」についての会話の内容が「泣ける」と話題になりました。 90歳の祖母の財布に、孫が入れた1万円札 「美味しい物食べてもらおう」と思っていたら…まさかの展開 「そっちはお孫さん、くる?」 「もうどうかな…中学生になっちゃった」 「小学生の夏休みが最後だよね」 「うん、きてくれる最後」 「中学生になるともう部活始まるし、自分の世界広がるし、もう自分から来てくれなくなるよね」 そして会えるのは「お正月にお年玉渡すときだけ」という発言に対し、「それでも良いくらい。送ってこっちが届ける」と、少しでも孫と関わりたい思いが伝わってきます。 しかしその真意は、「きてほしいのよね。顔出して欲しいの」「そう、自分からたまにきて欲しいんだよね」と吐露。「大事にしなきゃだよね。この時間をね」と噛みしめているよう。 家族を思う気持ちと気遣いが感じられると同時に「会いたいけどどうにもできない切なさ」をも垣間見えます。 この会話を聞いたわたなべ ゆきこさん(@yukikosan.t)が思わずThreadsに投稿。ご本人も「泣いちゃった。顔出すね」と記しています。
「あと何回会えるのか」
わたなべさんによると、女性2人は70代くらい。明るく「あるあるネタ」をしゃべり合う感じだったそうです。 「会話を聞いた時は、想像していなかったおばあちゃんの思いに触れてしんみりとした気持ちになりました」とわたなべさん。 「この夏も子どもたちを連れて帰省してきました。子どもたちも楽しみにしていて。いろんなプレゼントももらいました。実家は『ゆっくりしてね』と、本当にいつも変わらず迎えてくれます。やはり顔を見せることが大切ですね」と話してくれました。 「社会人になり地元離れて考えた、、、GW、盆、正月しか帰郷しない場合80歳まで生きてくれてももうあえる回数が100回程度。なるべく地元に帰る様にはしている」 「私まで泣いちゃいます 高2中1の娘を連れて顔見せに行きます!」 「我が家がまさにそれです。実家は遠方。夏のお盆あたりでないとゆっくり帰省できません。上が中学生になり、下も習い事が多忙… 。今年は帰省したいと思っています」 投稿には、同じく涙した方や帰省を心に決めた方、祖父母との思い出を胸に「いつ会えなくなるか分からないから会える時に会っておいて」と気持ちを綴る方も。 「はあ~今がそれ。早く会いたいなあ。すぐに大きくなるから、今のうちにいっぱい会いたい」 「まだ一歳ちょっとですが、可愛すぎて昨日も孫に宅急便で送るためにおもちゃ買ってしまいました。あっという間に大きくなりますもんね」 といった、祖父母の立場からの思いも寄せられていました。 投稿したわたなべさんも「コメント欄が温かく、温かい話には温かい思いが溢れるんだなと思いました」とほっこりしたとのことです。 ◇ ◇ 「帰省の頻度に関する意識調査」(※1)によると実家に帰る頻度は、「月1回超」13.8%、「月1回」15.8%と頻繁に帰省する人もいれば、「年1回」が18.2%、「年2回」が18.6%とやはり頻度が少ない人の方が多数。時期は「年末年始」50.6%、「夏休み・お盆期間」41.6%となっていて、その1、2回はこのタイミングであることがうかがえます。 実家に帰りたい理由としては「家族に会いたい・話したい」「家族が心配」「子どもに会わせたい」が上位に。逆に帰りたくない理由は、「実家が遠い」「家族とそりが合わない」「実家でやることがない」が上位となっています。「遠さ」というのは大きな要因となりますが、実家側としても子ども家族の迎え入れ方次第で、その頻度が変わってくることも示唆します。 今夏は、「南海トラフ地震」のニュースもありキャンセルした人も多かったのではないでしょうか。9月には「敬老の日」を含む3連休が2回あります。夏休みに帰省できなかった方や、久しぶりの方もそうでない方も、ぜひ顔を見せに行ってみてはいかがでしょうか。 (※1)株式会社AlbaLinkが運営する「高く売る不動産」による「帰省の頻度に関する意識調査」 調査対象:実家から離れて暮らしている方 調査期間:2023年11月16日~17日 調査機関:自社調査 調査方法:インターネットによる任意回答 有効回答数:500人(女性367人/男性133人) 回答者の年代:20代 19.0%/30代 42.6%/40代 25.4%/50代 10.4%/60代以上 2.6% (まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・太田 真弓)
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