妻に「AとB、どっちがいい?」と聞かれたらどう答えるべき? 人類の永遠の悩みに、ひろゆきの使える“ズルい”言いまわし
仕事やプライベートで「なぜかうまくいく人」は、どんな言葉を使っているのか? 実は賢い人ほど、相手から期待通りのリアクションを引きだす「ズルくてうまい言いまわし」を日頃から駆使している。 どんな言葉を使えば物事がスムーズに進むのか? 様々なシチュエーションごとに「ダメな言い方」「うまい言い方」を解説した、ひろゆき氏の新刊『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし』から、テクニックの一部を紹介しよう。
奥さんの「AとB、どっちがいい?」への返答
奥さんとの買い物中に、「Aの服とBの服、どっちがいいと思う?」と聞かれた。正直、どちらでもいいのだが……答え方を間違えると不機嫌になるのが厄介。適当に答えれば「真剣に考えて!」と怒られそうだし、この質問にはどう答えるのがベストなのだろうか?
どちらを選んでも怒られそうなら、自分の答えを言わないほうがいい
「AとBのどっちがいいと思う?」 そんな質問をされたとき、明確に「これがいい」と思う選択肢がないと困りますよね。しかも仕事なら「純粋に意見を知りたい」という場合も多いですが、プライベートだと趣旨が違います。 プライベートの場合、「実はAのほうがベターだと思っているけど、Bも捨てがたいので念のためどちらがいいか聞いてくる」というパターンが結構あります。しかも意見を聞いてきているのに、「自分の選択を肯定してほしい」とか、「背中を押してほしい」、もしくは「言質をとって後から文句を言われたくない」といった気持ちが裏にあるものです。正直、面倒くさいですよね……。 マジメに考えて「個人的にはAのほうが好きかな」と素直に言っても、それが相手と合致しなければ不機嫌になるし、「好きなほうにしたら?」と答えれば「マジメに考えていない!」と怒りを買う可能性すらあるわけです。 こういう「私と仕事、どっちが大事?」みたいな、どちらを選んでも揉めそうなパターンは、まさに進むも地獄、引き返すも地獄みたいな状態。ハズレしか入ってないクジを引くようなものです。 ハズレだけのクジなら、引かないほうがマシ。つまり、「質問に答えない」のが最善の手じゃないかと思うのですね。 例えば、どちらがいいか明確に答えず、“至極どうでもいいこと”を聞いてみるとか。相手にいろいろと話をさせて、時間が過ぎるのを待つ作戦ですね。 相手が2つの服で迷っているなら、「靴はどれと合わせるの?」とか「5年後も着ていそうなのはどっちかな?」などと聞いて、ふわっとごまかし続けましょう。 また、話の脱線にミスって「で、AとBのどっち?」と戻されたら、「◯◯はAのほうがいいし、△△だからBのほうがいいし、難しいよね……ちょっと考えさせて」と時間をつくります。最終的に答えを出さないまま、相手が「なるほどね~」とか「ありがとう」となり、逃げきれたら御の字です。