街中に現代アート 三島で満願芸術祭開幕 犬のための美術館も
三島市の中心市街地で2日、三島満願芸術祭が開幕した。街中の施設や空き店舗5カ所に現代アート作品を展示。12月1日まで、多彩なアートイベントも催される。 市民らでつくる三島アートプロジェクト実行委員会が主催した。コンセプトは「まちをひらく芸術祭」。3人のアーティストが地元住民と触れ合いながら作り上げた作品を見ながら、地元の歴史に触れるツアーも毎週末開かれる。 本町を流れる源兵衛川の「カワバタ」には犬小屋サイズの犬のための美術館が設置された。近くの交流スペース「Via701」には、人間の目から見た内部の様子を見ることができる場所を設けた。初日には館長を務めるアーティストの愛犬がテープカットに臨んだ。 空き店舗での屋内展示の公開は金、土、日曜と祝日のみ。市内のバーでは期間中、同芸術祭をイメージしたカクテルが楽しめる。
静岡新聞社