晩年の坂本龍一が語った‟最後のメッセージ” 特別映像が公開 映画『Ryuichi Sakamoto | Opus』
坂本龍一の最後のピアノ・ソロ演奏を記録した長編コンサート映画『Ryuichi Sakamoto | Opus』。坂本龍一の一周忌である本日、本作の収録場所で撮影した坂本龍一のコメント映像が公開された。 本作は、坂本龍一最初で最後のソロ・ピアノコンサート映画。撮影が行われたのは坂本が亡くなる約半年前の2022年の9月。映像では「2020年の6月に癌であることが分かり、表立った活動はしておらず現在も治療を続けています」と自らの状況を告白。そして「かなり体力も落ちてしまって、通常のコンサートは難しいんですよね。今回は1曲ずつここで撮影して編集し、一つのコンサートとして発表することにしました」と本作を撮影するに至った経緯を語る。 続いて収録場所となったNHKの509スタジオについて、坂本が「日本でいちばん音のいいスタジオ」と評する場所での撮影が実現したことを話し、最後は「通常のコンサートのように楽しんで頂けたら。それでは、Enjoy!」と締めくくっている。 映画『Ryuichi Sakamoto | Opus』は、2024年4月26日(金)より109シネマズプレミアム新宿にて先行公開、5月10日(金)より全国公開。
otocoto編集部