【劇的フィナーレ】女子マイルリレーはラスト5mで大逆転!初日に転倒したボルがオランダを頂点に導く
◇第19回世界陸上競技選手権大会 最終日 女子4×400メートルリレー(日本時間28日、ハンガリー・ブダペスト) 【画像】初日は金メダル目前で転 倒…オランダのボル選手 陸上世界選手権はまさに、ボル選手にはじまりボル選手で締めくくりました。 大会最終日、最後の種目として女子4×400メートルリレー決勝が行われ、オランダが3分20秒72で初優勝。最後の直線でアンカーのボル選手が大逆転で2人を抜き去りました。 オランダは3番手でアンカーのボル選手にバトンを渡し、先頭のジャマイカ、2位イギリスを追いかけますが、バックストレートでも差がなかなか縮まることなくラスト直線へ。するとラスト50メートル付近から、ボル選手が脅威の猛スパート。イギリスをかわすと、ゴールまで約5メートル付近でジャマイカも抜き、オランダを頂点に導きました。 実は大会初日、男女の混合4×400メートルリレー決勝でアンカーを務めたボル選手。先頭で逃げ切るかと思われましたが、金メダルまで約5メートル付近のところでまさかの転倒。さらにバトンを手放した形でゴールしたことで途中危険扱いとなり、ボル選手はチームメートに抱きしめられながら無念の涙を流しました。 これでボル選手は大会6日目に行われた女子400メートルハードルを合わせて2冠達成。初日にラスト5メートルの悲劇で流した涙は、最終日のラスト5メートルで最高の笑顔に変わっています。