「木本事件」98年前に殺害された朝鮮人2人を追悼 犠牲者のひ孫らが参加 三重県熊野市
メ~テレ(名古屋テレビ)
98年前、三重県熊野市で日本人に殺害された2人の朝鮮人を追悼する集会が開かれました。 集会に参加したのは、追悼碑を建てた市民団体や犠牲となった朝鮮人のひ孫など17人です。 団体などによりますと、1926年1月、トンネル工事の労働者だった朝鮮人、イ・ギユンさん(当時26歳)とペ・サンドさん(当時29歳)が映画館で始まった日本人と朝鮮人の間の騒動がきっかけで、流言飛語を信じて武装した日本人らに殺害されました。 この出来事は、当時の木本町で起きたことから「木本事件」と言われ、市民団体が1994年に追悼碑を建てました。 参加者は追悼碑に献花し、事件現場となった通りなどを歩いて回りました。 集会は毎年開かれていて、今後も続けていくということです。