おにぎりやパンが食べ放題!?デララバ史上最も安い「300円」のモーニングに太田驚愕 岐阜県の激安モーニングを調査
おにぎりやパンが食べ放題!?デララバ史上最安値の300円モーニング
3軒目は、岐阜市の「びっくり食堂ナナカフェ」。デララバが過去調査した中で、最も安い衝撃価格の食べ放題モーニングです! ドリンクは、コーヒー、紅茶、緑茶、ジュースなど7種類。おにぎり、みそ汁におかずが3品入った和食プレートが付きます。 おにぎりは、おかわり自由の食べ放題!おにぎりだけでなく、ロールパン、クロワッサンなど約7種類のパンも食べ放題です。さらに、3種類のシリアルも食べ放題で、ミルクもかけ放題。お客さんは、ドリンク、お菓子などのお土産をもらえます。※お土産は日によってない場合もあります おにぎり、パン、シリアルが食べ放題(60分)で、お値段はドリンク代のみの300円!しかも、子どもは小学生から大学生まで100円、幼児は無料です。 なんと、お店を切り盛りする川又さん夫婦の給料はゼロ!なぜここまで頑張れるのか、川又さん夫婦に密着します。 仕込みが始まるのは、オープン2時間前の朝6時。厨房は節電のため、照明がついてないところも。妻のカンさんは、約30分かけてパンを食べやすい一口サイズにカット。多い時で300個以上カットすることも。続いて、おにぎり用のご飯を準備します。 川又さんは、おかずの準備。前日にある程度、仕込みは済ませているため、調理は火を通すものだけ。チャーシューの切れ端を春菊と卵で炒めた料理に、オクラの煮びたし、鶏肉の甘辛煮、雑穀米のおにぎりを添え、和食プレートが完成です。 おかずは日替わりで、トマトのマリネやキュウリの浅漬けといった和食総菜もあれば、洋食メニューのフレンチトーストが出ることもあります。 川又さんは、東京の高級老舗割烹で修業。まかない料理を、少ない予算の中で調味料を工夫して作ったことが、今にいかされているのだとか。 地域の大人も参加していて、合計40人以上がボランティアでお店を手伝ってくれています。家庭菜園をしているご近所から、野菜の差し入れもあるそうです。 川又さんは、若くして始めたお店が失敗して数千万円の借金を作り、ホームレス生活に。見かねた先輩から中国の日本料理店を紹介されました。そこでカンさんと出会い結婚。しかし、川又さんに腎臓の病気が発覚し、2人で日本に帰国しました。 帰国後に今の場所で和食料理店を開業しましたが、コロナ禍の中、「7割の子どもが朝食を食べていない」という現状を知ったそう。川又さんは和食料理店をやめ、2023年に全世代型の子ども食堂としてナナカフェをオープンしました。もうけ目的ではないため、給料はゼロですが「いろいろな病気をしていて、障害年金をいただけている。食べる分には困らない」とのこと。 川又さん夫婦は週に1度、車で往復4時間かけて北名古屋市の「フードバンク愛知」へ通っています。フードバンクは、企業などから寄付された食料品を、申請のあった施設などへ無償で提供する団体。川又さんは「食材の7割近くは頂き物で賄っています」と説明してくれました。 川又さんは、お金がない人のため、代わりに飲食代を先払いできるシステムを行っています。さらに、子どもたちへの食育として、不定期で餃子作り教室も開催。ごはんのおいしさと共に、人の温かさを実感した太田さんでした。 CBCテレビ『デララバ』9月4日(水)放送
CBCテレビ