オーケストラ楽団がFM大阪で番組 関係者「全国的に珍しい」
大阪のFMラジオ局「FM大阪」は10日、プロオーケストラ「日本センチュリー交響楽団」が提供する新番組「若宮テイ子の街オケカフェ」を22日から放送すると発表した。同局関係者は「オーケストラ楽団がラジオ番組を制作するのは全国的にも例がなく大変珍しいかも」「優れた演奏により、地域のチカラを発信できれば」などと話している。
作曲家や作品にまつわる裏話などを伝える番組
同楽団は大阪府豊中市に活動拠点を置くプロのオーケストラで、大阪交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団と並ぶ、「大阪4大プロのオーケストラ」の1つとして知られている。 同局によると、クラシック音楽やオーケストラサウンドをもっと身近に、多くの人に伝えていこうと番組が企画され、内容は、作曲家や作品にまつわる裏話やオーケストラの舞台裏、指揮者の苦労話などを伝えていくという。 また番組名は、教育プログラムやコミュニティプログラムで地域との連携を推進し「街に育まれるオーケストラ」「街に根付くオーケストラ」という親しみやすいオーケストラの意味を込めてつけたという。 放送は、毎月第4日曜日朝の5分間だが、ディスクジョッキー(DJ)は同局をはじめ関西を拠点に活動する若宮テイ子が担当。同局関係者は「トークのほか、同楽団の活動を連動してコンサートレポートやリスナーを公演に招待するといった企画を考えていく」としている。