宮川花子「いくよ姉さん(棺でも)まつ毛つけてました」
今いくよさんの思い出を語る宮川花子 29日午後8時半ごろ、京都府で THEPAGE大阪
人気漫才コンビ「今いくよ・くるよ」の今いくよさん(本名:里谷正子さん)が28日に胃がんのため入院していた大阪府の病院で亡くなった。京都市内の葬儀場では通夜が行われ、芸人仲間らが駆けつけた。
胃がんの先輩「ずっと相談してもらってた」
通夜に訪れた宮川花子は娘の宮川さゆみと、報道陣の会見に応じた。花子は「お姉さんはいつもごちそうしてくれまして。最近でも別れ際にポケットにお小遣い頂いていた。本当に優しい方でした」と涙をこらえながら語った。 花子は「デビューしてからお世話になりっぱなしで。お返しできることもなく。わたし胃がんの先輩なんです。がんだけは先輩でしたので、いくよ姉さんからいろいろ聞いていたのに助けられなかったのが非常に無念です。自分は手術して助かったので、いろいろお姉さんにお話させて頂いてたんですけど、きょう朝からいきなり...(涙をこらえながら)先ほども、いくよ姉さんにお詫びしました。亡くなるまで困らしててんなと」と涙ながらに語った。
まつ毛パッチリつけてお人形さんみたいでした
また、娘のさゆみが2歳の時、面倒を見てくれたというエピソードも明かし「この子の面倒をみてくれて、迎えにいったらマニキュアとかまつ毛もつけてくれてて、この子(さゆみ)が『おばちゃんにつけてもうた』と駆け寄ってきたのを覚えている」などと思い出を語った。 棺のいくよさんについては「今あの、棺のお顔、対面しました。私、この世界入ってから、いくよ姉さん見れませんでしたけど、亡くなってもみれませんでした。きれいでしたよ、まつ毛もパッチリついてましたよ。お人魚さんみたいでした。天国へ行くのに、まつ毛つけて行く人は、初めてだったんじゃないですか」などと話した。