コインパーキング 料金表示でトラブル増加/「1日最大○○円」は2日目からは無効?
街角のコインパーキングで、「1日最大○○円」と表示されていても1日を過ぎると高額な料金を請求されるなど、料金表示に関するトラブルが増加しています。国民生活センターが3日発表しました。 コインパーキングとは、空いている駐車スペースに車を止め、利用した時間分の料金を自動精算機で支払う時間貸し駐車場のことで、特に都市部で増えています。 同センターによると、コインパーキングの表示に関するトラブルの相談件数は、2008 年度は 108件だったのが年々増えて2012 年度には 243 件。今年度は8月末までで87件と、前年同期の76件を上回るペースです。 相談事例によると、「一日最大 500 円」と看板に表示されたコインパーキングを 5 日間利用したところ、8700 円を請求されたという人がいます。業者に苦情を言うと、「入庫後 1 回のみ 1 日 500 円で、その後は 1 時間につき 100 円かかる」と説明されたとのことです。 別の相談者は、「最大料金 900 円」「24 時」と看板にあったので「24 時間最大 900 円」だと思って午後 9 時頃から翌日の午後 6時半頃まで22時間ほど利用したところ、3400円請求されたといいます。ここは「24 時」を過ぎると最大料金は適用されないという条件が付いていたとのことです。 ほかにも、「平日料金と休日料金の違いが分かりづらい」「駐車券を失くしたら5000 円請求された」「精算機の前でバーが上がってから車をバックさせたら3万円請求された」など、料金に関してさまざまなトラブルが起きているとのことです。 こうしたトラブルを避けるため、 ・看板の大きな文字だけでなく細かい条件を確認する ・駐車券を失くさない ・表示に問題があって困ったら、最寄りの消費生活センターへ相談する などと国民生活センターはアドバイスしています。