「立花孝志氏の動画はとてつもない影響力があったのでは」異例の盛り上がりを見せた兵庫県知事選 『フィルターバブル現象』の影響を指摘する専門家も
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異例の盛り上がりをみせた兵庫県知事選挙。再選した斎藤元彦知事が勝因に挙げたのは、“SNSの広がり”です。 (斎藤元彦知事)「SNSを通じた選挙戦。SNSのプラスの面をすごく感じた」 失職直後、1人で駅前に立つことからスタートした斎藤知事。その後、SNSなどで動画の投稿が広がりはじめると、徐々に聴衆が増えていったといいます。 そして、政治団体党首の立花孝志氏が自ら出馬しながらも斎藤氏の応援を表明した直後から、SNS上では斎藤氏を支持するコメントが急増。ネットを使った選挙に詳しいネットコミュニケーション研究所の中村佳美代表は次のように話します。 (中村佳美代表)「(立花氏の公式チャンネルで)関連動画が1500万近く再生されています。とてつもなく影響があったのではないかと思います」 SNSが大きな影響を与えたと見られる今回の選挙戦。東京大学大学院の鳥海不二夫教授は… (鳥海不二夫教授)「情報を調べたときに出てくるものっていうのは、やはり偏ってどうしても出てきます。(AIが)われわれが好みそうなものを提供してくれる、プラットフォームから情報を得ている。いわゆる『フィルターバブル』と呼ばれる現象」 プラグラムによって自分が見たいと思うものや好きなものだけに情報が絞られる『フィルターバブル現象』の影響があった可能性があると分析しています。有権者からも次のような声が聞かれました。 「TikTokだったりショート動画とか、あとYouTubeも。勝手に見せられる回数が増えるにつれ、気持ちが強くなっていくのが人間の性じゃないかな」
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