センバツ2024 組み合わせ抽選 耐久VS中央学院(千葉)/田辺VS星稜(石川) /和歌山
18日に開幕する第96回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高野連主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)の組み合わせ抽選会が8日、大阪市北区の毎日新聞大阪本社オーバルホールで行われた。耐久は大会3日目の第3試合(20日午後2時開始予定)で中央学院(千葉)と、田辺は大会1日目の第2試合(18日午後1時開始予定)で星稜(石川)との対戦が決まった。【安西李姫】 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち ◇耐久 耐えて粘り勝つ 耐久は赤山侑斗主将(2年)がくじを引き、番号を読み上げた。対戦相手に決まった中央学院は6年ぶり2回目の出場で、関東大会ベスト8。機動力を生かした粘り強い野球が持ち味だ。互いに甲子園初勝利をかけた戦いとなる。 耐久の井原正善監督は中央学院について「投打の軸がしっかりしているイメージ」と話し、「初出場なので一生懸命やるしかない。自分たちの野球ができるよう準備する」と意気込んだ。赤山主将は「余裕を持って臨める日程なので、耐久らしく耐えて粘って勝ち切りたい」と笑顔だった。 中央学院の相馬幸樹監督は「和歌山県自体が野球が盛んな県という印象。27アウトを集中して取りにいく」と話していた。 ◇田辺 諦めない野球を 前日の予備抽選で番号1を引いた田辺の山本結翔(ゆいと)主将(2年)が出場32校の先頭に立ち、緊張した面持ちでくじを引いた。相手の星稜は、昨秋の明治神宮大会優勝校。センバツでも優勝候補筆頭とされており、全国の強豪に挑む形となった。 田辺の田中格監督は「日本一の実力とは分かっているので、とにかくしがみついて接戦に持ち込みたい。あまり緊張しない選手たちなので平常心で戦えるよう送り出してあげたい」と語った。山本主将は「県予選や近畿大会でも強豪と戦った経験を生かし、諦めない野球をする」と力を込めた。 星稜の山下智将監督も「強いチームばかりの和歌山から選ばれ、手ごわい相手であることは間違いない」と気を引き締めていた。