5大要素意識して暮らそう 和歌山県田辺市でインドの伝承医学講座
和歌山県田辺市中屋敷町の「SOUZOU cafe(ソウゾウ カフェ)」でこのほど、紀元前のインドが起源の伝承医学、アーユルヴェーダの基礎講座があった。病気の予防と治療、特に予防の重要性を説いており、インドの医師ビシュヌさんは「万物、人体を構成する5大要素を意識して暮らそう」と呼びかけた。 【和歌山県の新型コロナやや増加 30日、定点患者数を発表の記事はこちら】 アーユルヴェーダは、日本ではエステのイメージが強いという。医療としての本質を知ってもらおうと、ビシュヌさんは4年前から全国各地で講座を開いている。今年は7~8月に20カ所以上を巡回した。 アーユルヴェーダの理論では万物は空間、空気、火、水、大地・土の五つの要素でできている。人の体も同じ。食物も5大要素でできており、体の中にあるそれぞれの五つの要素に栄養を与える―と考える。 ビシュヌさんは「アーユルヴェーダの目的は人生を通じ、人の健康を守り、維持すること。病気や機能不全、体や心のアンバランスを治す」と説明。「予防医学では今日食べた物で、明日の状態が分かる。意識して食べることで、バランスを調整できる」と話した。
紀伊民報