【武雄競輪・FⅠ佐々木昭彦杯】「セッティングを骨格に合わせた」上田尭弥が新たな相棒とともに上を目指す
<5日・武雄競輪・初日> 【記者コラム・造田大の大勝負】 上田尭弥が新たな相棒とともに再び上を目指す。今年に入って優勝2回と徐々に復調しつつあるが、上田本人はまだ現状に満足していない様子。「前の自転車では頭打ち」とのことで、今場所から新車で走っている。 「昔の車と同じ寸法だけど、セッティングが大きく換わっている。最後にもうひと踏ん張りできればと思って作りました」。競走中に後輪が滑る現象が発生して、その件で先輩の合志正臣(81期)に相談。「自分の骨格に合わせてセッティングしたら」とのアドバイスを受けて作った。 新車のお披露目だった初日10Rは3着。「レースと練習は違いますね。試せていないことばかり起こった。練習の感じはしっくりきていたんですけど」。実戦での感触は微妙だった様子。ただ、レース後にハンドル回りを調整して、兆しは見えた。「ハンドルの中心がズレていたみたい。直して良くなればいいですね。今年中にセッティングを定めて、熊本のGⅠ全日本選抜(2026年)出場を目指したい」。選考期間は来年の6月から。それまでにセッティングと脚力を上向かせて、地元ビック出場を狙う。▼11Rはセッティング改善した上田が主導権を奪って、番手山口敦也と同期ワンツーだ。4=1―257。 ▼4R(成田健児) 本線ライン先頭の小柳智徳は組み立てが甘く、攻めが後手に回ると不発の可能性が高い。前の柿本大貴がかき乱していけば、成田に展開が向く。5―12―12347。