東証プライム売買代金が7兆7612億円に膨らむ、市場再編以降で最大に
(ブルームバーグ): 31日の東京株式市場で、東証プライムの売買代金が7兆7612億円と市場再編以降で最大となった。MSCIの銘柄入れ替えに伴う売買があり、商いが増えた。
取引終了前の約1分間で取引が急増し、午後2時59分時点の3兆8729億円から倍増した。今回の銘柄入れ替えでは15銘柄がMSCIのオール・カントリー・ワールド(ACWI)指数から除外された。2月の銘柄入れ替えでは8銘柄が除外され、同月末の売買代金は6兆404億円だった。昨年5月末の6兆9552億円も上回った。
今回の入れ替えに伴う個別銘柄の売買代金の変化を見ると、除外された東武鉄道は約605億円と前日から約12倍に増えた。同じく小田急電鉄も約12倍、清水建設は6.4倍にそれぞれ拡大した。
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--取材協力:今田素直.
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Yasutaka Tamura