はれのひ・篠崎社長「詐欺のつもりなかった」“雲隠れ”には「逃げてない」
把握している限り「転売はない」
騒動以降、“雲隠れ”状態だったが、「逃げるつもりはなかった」。神奈川県内の知人宅にいたと説明した。「対応に苦慮していて、事の重大さは分かっていたが、どう対応したら良いか分からず、その時点で相談するところもなく、今日に至った」などと公の場での説明が遅くなった理由を語った。 顧客の着物の転売については、「把握している限り一切していない。必ずあるはず。ただ確認はする必要はある」と述べた。 今回、被害者は泣き寝入りになるのか。同席した申請代理人の吉田進一弁護士は「本日お伝えできることは、お買い上げいただいた方には、それを特定できる限りお返し」する方向で進めると説明。仮絵羽がはれのひにある場合は返還の方向で進めるが、「(成人式)当日に着付けやメイクができなかったのは事実で、その意味では泣き寝入りになる」。レンタルの場合は「法的には会社に権利があるので、そのままお送りするわけにいかず、さらに泣き寝入りになるのかもしれない」とした。 2時間近くに及んだ会見の最後。立ち上がった篠崎社長は「本当にだます気はなかったのか」と記者から問いかけられたが、小さく「はい」とだけ答えた。 (取材・文:具志堅浩二)