氏子ら大しめ縄張り替え 鈴鹿・椿大神社で迎春準備 三重
【鈴鹿】三重県鈴鹿市山本町の椿大神社(山本行恭宮司)で29日、氏子有志でつくる「むすびの会」(本郷貞郎代表)による大しめ縄奉納があり、本宮拝殿と別宮・椿岸神社2カ所のしめ縄が張り替えられた。 同会は「正月用しめ縄は氏子の手で」と平成2年に創設し、今回で35回目の奉納。しめ縄は、本宮拝殿用が直径約30センチ、長さ約4・5メートル、別宮用が直径約25センチ、長さ約2・5メートルで、会員20人余が2日掛かりでなった。 会員らは拝殿前で奉納式の祈祷とおはらいを受け、脚立に登って古いしめ縄を下ろし、新調したしめ縄の両端の高さを調整しながら針金と縄で固定した。本郷代表(77)は「争いごとのない平和な世界を祈りながら仕上げ、参詣する方々が平穏無事に暮らせるように願って奉納しました」と話していた。