秋田県知事選に猿田副知事が立候補表明 「県政課題に立ち向かうのは…私がやらなきゃ」と決意
来年春の秋田県知事選に猿田副知事が立候補することを正式表明しました。立候補表明は自民党県議の鈴木健太さんに続いて2人目で、知事選は保守分裂の様相となりました。 秋田県の猿田和三副知事は25日、県庁で記者会見を開きました。 【猿田副知事】 「私は来年春の県知事選挙に立候補することを決意いたしました。私は秋田生まれ秋田育ちでやってきて、秋田県政に課題があって大変だと。これに立ち向かっていく人はいないかという話は秋田でも県外でも聞かれました。やっぱり私がやらなきゃいけないという気持ちになったということですね」 猿田副知事は秋田市出身の61歳です。県の財政課長や産業労働部長などを務め、2021年に副知事に就任しました。県政の課題の1つに人口減少に歯止めがかからない状況を上げ、若い人の意見を県政に反映させるために「若者未来会議」を作ると述べました。また県が女性の活躍推進を盛り上げるため副知事の1人に女性を登用する考えを示したほか、学校給食費の負担軽減などに取り組みたいと語りました。 報道陣から副知事の立場上、佐竹知事の後継者として周りから見られることについて問われると… 【猿田副知事】 「24日(大相撲で)琴櫻が優勝してインタビューで、先代の祖父とも父とも違うと私の相撲は違うんだと。あの親子三代直系で私、感動しまして。そうだと。引き継いだとしても別の相撲だと。私はバトンは知事から受け継いだとしても一緒にいたとしても、私には私の相撲がある。私のやり方の行政運営がある」 自民党県連は知事選への対応を決めていませんが、石井浩郎参院議員は「秋田のリーダーは猿田副知事が最もふさわしい」と支持する構えです。24日に開かれた自身の政治資金パーティーで「保守分裂は避けられないが正々堂々と戦って選挙が終わったらノーサイドだ」と述べています。 秋田県知事選にはこれまで自民党の県議会議員・鈴木健太さん(49)が立候補を表明しています。また卓球Tリーグ琉球アスティーダ社長の早川周作さん(47)も立候補を検討しています。
秋田朝日放送