“超逸材”がまさか…巨人、期待外れのドラ1戦士(4)“追放“された長身サウスポー
プロ野球の世界では、ドラフト1位入団の選手には特に大きな期待が寄せられる。期待通りにチームの主力へと成長する選手が多くいる一方で、実力を発揮できないまま退団となる選手も多く存在する。ここでは、今世紀で期待外れに終わった読売ジャイアンツのドラフト1位戦士を紹介する。
松本竜也
・投打:左投左打 ・身長/体重:193cm/90kg ・生年月日:1993年4月29日 ・経歴:英明高 ・ドラフト:2011年ドラフト1位 大型サウスポーとして期待が寄せられていた松本竜也。在籍わずか4年で一軍登板がないまま、球界を去ることになった。 英明高時代には、3年夏の甲子園に出場。2回戦で敗れたが、18回を投げて20奪三振を記録して“英明のランディ・ジョンソン”の異名を取った。 大会後には、高校日本代表に選出されるなど世代を代表する左腕と評価され、2011年ドラフト会議で2球団から1位指名を受けた。 抽選の末、読売ジャイアンツへの入団が決まり、当時の球界最高身長のサウスポーとなったことで大きな注目を集めた。 高卒1年目は二軍で7試合に登板し、2勝2敗、防御率4.50を記録。2014年にはファームで先発の一角を担ったが、16試合登板で3勝10敗と大きく負け越し、防御率5.13と目立つような数字を残せなかった。 翌2015年も一軍に昇格できないままシーズンを終えると、野球賭博に関与していたことが発覚。NPBより無期失格処分を受け、一軍登板がないまま球界を去ることになった。
ベースボールチャンネル編集部