MS、「Copilot for Microsoft 365」に「GPT-4 Turbo」優先アクセス--チャット回数も無制限に
Microsoftは、法人顧客に注力しており、わずか2週間前にもいくつかの新しい企業向けのソフトウェアとハードウェアを発表している。その流れを受け、Microsoftは「Copilot for Microsoft 365」サブスクリプションに新たな機能を追加した。 同社は米国時間4月2日、「GPT-4 Turbo」への優先アクセスと1日当たりのチャット回数とターン数の制限をなくした無制限の会話という2つの大きなアップデートをCopilot for Microsoft 365ユーザーに向けて発表した。 米ZDNETは、GPT-4 Turboをかつてテストしており、「GPT-4」よりも優れたパフォーマンスを提供し、法人顧客にとっては有利であることを確認している。 さらに、Microsoftによると、GPT-4 Turboへの優先アクセスと無制限の会話という組み合わせは、Copilotをウェブコンテキストやワークコンテキストで使用する場合、ユーザーがより高速で包括的な応答を受け取ることを可能にするという。 ウェブコンテキストとは、Copilotがウェブにある最新情報をベースとしている場合を指し、ワークコンテキストとは、Copilotがカレンダー、電子メール、チャット、ドキュメントといったワークデータへの応答をベースにしている場合を指す。どちらの場合も企業グレードのデータ保護の恩恵を受けられる。 またMicrosoftは、同社AI画像生成ツール「Microsoft Designer」で1日当たりの画像生成ブースト数を15から100に5月から増加することも発表した。これにより、画像作成の待ち時間が短縮されることが期待される。 同社によると、新機能はまずCopilotのウェブサイトで利用可能になり、続いてCopilotアプリや「Windows」「Edge」「Microsoft 365」でも利用できるようになるという。 この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。