旭川出身 大相撲 元横綱・北の富士勝昭さん死去 ふるさと北海道から悲しみの声
旭川市出身で大相撲の元横綱・北の富士さんが今月12日に亡くなりました。 82歳でした。突然の訃報に、ふるさとでは悲しみが広がっています。 大相撲の第52代横綱を務め、通算10度の優勝を果たした旭川出身の北の富士勝昭さん。 旭川市民) 「必ず見てた。好きで。私ら年寄りはっきりわかるからね。悲しくてさ、あらあって言ったの、きのう」 「いやあすごいね、オシャレな方でさ、的確な(解説)してたでしょ。だから楽しかった。でもこの頃出ないから、どうしたかなって思ってたの」 去年3月から体調を崩し、人気の大相撲解説も11場所連続で休んでいました。 そして今月12日、82歳で亡くなりました。1974年に引退後、九重部屋の親方として道内出身の千代の富士と北勝海を横綱に育てあげたことでも知られています。 北の富士さん) 「3年前は大鵬さんね、北の湖さん、千代の富士。強い順番に逝っちゃうんだな」 2016年、愛弟子の千代の富士さんが亡くなった際、このように話していた北の富士さん。 永山友菜記者) 「北の富士さんの地元旭川には、横綱だった当時の化粧まわしが展示されています」 美しい刺しゅうが施された化粧回し。旭川の大雪アリーナに10年前から展示されているものです。突然の訃報に職員も悲しみを滲ませました。 大雪アリーナ・石川光春さん) 「解説してる姿ずっと見てて、元気な姿しか印象がなかったので、突然訃報ですごく寂しいなと。旭川出身者から横綱に上り詰めた北の富士さんっていうのはすごい尊敬していますし、大好きでした」 北海道の相撲を大いに盛り上げた北の富士さん。今後お別れの会が開かれる予定ということです。
HTB北海道ニュース