十日えびすの縁起物「のし飴」作りが進む…商売繁盛願い
商売繁盛を願う十日戎(えびす)(9~11日)を前に、和歌山市本町の菓子会社「うみの製菓」で縁起物の「のし飴(あめ)」作りが進められている。同社の作業場では、職人たちが手作業で紅白の飴を転がしてのばし、次々と完成させていった。 【地図】和歌山県
のし飴は、紅白の棒状の飴をねじり、美しい曲線を描くように整えた飴細工。和歌山市では熊手や福笹(ふくざさ)とあわせて十日戎の縁起物として親しまれている。同社では1本200円のものから、小判などの飾りが付いた1万円もする高級品までそろえ、別注にも対応している。十日戎の期間中、市内の神社を中心に販売されるという。
海野佳広社長(61)は「皆様の健康と商売繁盛を願って作っています」と話す。