“宝の山”…オリックス、プロテクト当落上の注目選手(3)“重要戦力”の大ベテラン
今オフ、広島東洋カープからフリーエージェント(FA)権を行使した西川龍馬が、オリックス・バファローズへの移籍を決断した。西川はFA制度においてBランクに該当するとみられており、広島はオリックスに人的補償を求めることができる。 一方で、オリックスは28人の選手をプロテクトできるが、3年連続のリーグ王者は充実した戦力を保有しており、有望な選手がリストから漏れるとみられる。ここでは、プロテクトリスト当落線上に位置すると思われる注目選手を紹介したい。
比嘉幹貴
・投打:右投右打 ・身長/体重:177cm/77kg ・生年月日:1982年12月7日 ・経歴:コザ高 - 国際武道大 - 日立製作所 ・ドラフト:2009年ドラフト2位 熟練の投球術でブルペンを支えてきた比嘉幹貴。チームに不可欠な存在だが、41歳という年齢もあり、プロテクトから外れる可能性もありそうだ。 2009年ドラフト2位でオリックス・バファローズに入団すると、ルーキーイヤーから24試合に登板。2014年には62試合に登板し、27ホールドポイント(7勝20ホールド)、防御率0.79の好成績を残した。 その後は不本意なシーズンもあったが、2018年以降は再びブルペンの一角に。2022年には、30試合の登板で10ホールドポイント(5勝5ホールド)、防御率2.53と安定した数字をマーク。同年の日本シリーズでは7試合中5試合に登板し、チームの26年ぶり日本一に貢献した。 2023年も31試合に登板し、2勝6ホールド、防御率2.25をマーク。衰え知らずのピッチングで結果を残した。 球界でも貴重な右のサイドスロー投手だが、41歳という年齢を考慮し、プロテクトから外す選択肢もあり得るだろう。
ベースボールチャンネル編集部