寒河江市役所が「書かない窓口」運用へ 12月2日から
寒河江市は12月2日から各種証明書発行、住民異動届の手続きなどを簡略化した「書かない窓口」を運用する。来庁者がマイナンバーカードなどを示すと職員の簡単な聞き取り後に迅速に事務処理される。申請書記入の手間がなくなる。 対象は▽住民票の写し▽戸籍証明書▽税証明書▽印鑑証明書▽印鑑登録-の証明書発行事務と、転入や転出といった異動届の手続き。申請者は職員にマイナンバーカードや運転免許証などを見せ、口頭で手続き内容を伝える。複数の申請も一度にできる。職員は必要内容を聞き取ってシステム入力を進め、証明書なら確認後に即発行となる。 今月13日には佐藤洋樹市長が事前に体験し「不明な点を聞きながら書類をもらえるのは大変便利」と話した。事業費は1264万円で、半額を国のデジタル田園都市国家構想交付金で賄う。