維新、与党過半数割れ目標 馬場氏「保守二大政党へ」
日本維新の会は24日、京都市内で党大会を開き、次期衆院選の目標として従来の野党第1党獲得に加え、新たに与党過半数割れの達成を明記した2024年活動方針を採択した。馬場伸幸代表は6月の衆院選が濃厚との見方を示し「日本を二大政党にして、保守政党同士の改革合戦に日本を持っていく」と述べ、自民党に代わる政権政党を目指すと表明した。 馬場氏は大会後の記者会見で、6月に衆院選が行われる場合は全小選挙区への候補擁立は非常に難しくなると説明。4月の衆院補欠選挙の結果が「候補発掘に大きな影響を与える」として、東京15区と長崎3区に新人を擁立する補選対応に注力する考えを示した。 自民党派閥の裏金事件を受けた安倍派幹部の処分に関しては「離党勧告以上でないと、国民は納得しない」と指摘した。 党大会では、野党第1党と与党過半数割れの両立を巡り応酬があった。馬場氏は「矛盾する目標ではない。同時達成に努力したい」と呼びかけたのに対し、足立康史衆院議員は「これまでの野党第1党の目標がかすまないようにしてほしい」と注文した。