【マーメイドS】良血馬エーデルブルーメがいよいよ素質開花 馬体も充実一途だ
エーデルブルーメは伯母にGⅠ6勝のブエナビスタ、伯父に重賞3勝のアドマイヤオーラなどがいる良血馬。福永厩舎への転厩初戦となった前走のダイワスカーレットCを勝ち、5歳にしてオープン入りを決めた。藤巻助手は「前(駆)に幅が出て、ガッチリして筋肉がついてきました。成長期というのもあるでしょうし、調教の内容が、乗り込み量が多いのもあると思います」と上昇ぶりを伝えた。 ラヴェルは近2走で課題の折り合いに進境を見せている。前々走の京都記念は牡馬相手に5着と健闘。前走の中山牝馬Sは11着だが、4コーナーで進路が狭くなる場面があった。今回は手頃なハンデ54キロ。福岡助手は「休み明けの感じはありましたが、やるごとに良くなってきています。今回も折り合いひとつ。普段の表情は穏やかですし、落ち着いています」と好走を願う。 サンスポ賞フローラS以来、2年ぶりの重賞制覇を狙うエリカヴィータ。前走の福島牝馬Sでは中団のインでうまく立ち回ると、直線は進路が狭くなる場面もあったが、ジリジリと伸びて0秒4差5着と掲示板を確保した。国枝調教師は「小回りにうまく対応できたし、復調を感じさせる内容でした。ひと回りしっかりしてきた感じ。距離も問題ない」と期待する。ハンデは2走前から1キロ減った54キロだ。 ベリーヴィーナスは2、3勝クラスを連勝して重賞に駒を進めてきた。中1週ながら、当初からマーメイドSを目標にしての参戦。生田助手は「変わらない状態で臨めそうです。馬房内でうるさいところ見せるので、ずっと在厩するより、結果が出ている中1週のほうがいいと思います」と力を込める。中1週では【1・1・0・1】。ハンデ53キロを生かし、重賞でも逃げ切りを狙う。 ファユエンは53キロのハンデで挑んだ前走の新潟大賞典で6着。直線では内を突いて、メンバー2位タイとなる上がり3ハロン33秒6を計時して伸びてきた。勢司調教師は「前走はしまいは脚を使ってくれたし、暖かくなるにつれて調子を上げてきていますね。菊沢君(一樹騎手)も彼女のことをよく分かってくれているので、うまく立ち回ってくれれば」。ハンデは引き続き53キロだ。