若者と共に政策を立案 「うべ・未来共創プラットフォーム」新たな協議会立ち上げへ【宇部】
産学官が一体となり、地域課題の解決に取り組む「うべ・未来共創プラットフォーム」(会長・篠﨑圭二市長)の第3回共創推進会議は11日、市役所で開かれた。篠﨑市長が新しい試みとして、学生たちと政策を作る協議会を立ち上げる方針を示した。 会議には篠﨑市長、山口大の谷澤幸生学長、宇部フロンティア大の高田晃学長、宇部商工会議所の杉下秀幸会頭、山口銀行宇部支店の大本理恵支店長が出席した。 篠﨑市長は、市政懇談会などを通して宇部のまちづくりを真剣に考えている若者がたくさんいることを知り、「若者の声が、まちづくりに直結するスキームをつくりたい」と、協議会の立ち上げを決めた。来年度から毎月、メンバーと議論を重ねて、作り上げた政策の予算を取って、再来年度から実行するという。「宇部を日本一、学生が活躍するまちにしていきたい」と述べた。 二つのワーキンググループが、この1年間の活動を報告し、今後の予定を説明。「認知症予防・認知症との共生」グループは、来年2月11~16日に、ゆめタウン宇部で開く「認知症を知ろう展」を紹介。医師による講演、認知症になったときのお金の話、予防講座、相談会で構成するとした。 「若者が集まる中心市街地」グループは、路線バス運賃100円デーの周知と大学生のバス利用促進、市交通局の路線バス乗り放題「サバスク」の実証実験(今月30日までの1カ月間実施)について説明。学生寮整備構想は、来年9月までに取りまとめて県または市に提言するとした。